白い腕時計、夏にぴったりのおすすめ8選

メモリアルデーを迎え、白い時計の季節がやってきた。

夏がやってきた。世界はまだ「正常」に戻っていないが、ワクチン接種が進んだアメリカでは状況が回復しつつあり、暖かい季節に久しぶりに楽観的な空気が流れている。それに合わせた時計も欲しくなる。

メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日、5月の最終月曜日)からレイバー・デー(労働者の日、9月の第1月曜日)まで白しか着けられないと思っている人はいないだろうが、夏の間は白が非常に映える。1年ぶりにようやく人前に出る機会が増えた今は、特にだ。

ハイテクセラミック製の真っ白な時計や、ビーチで過ごす日のためのデジタルで楽しい時計、あるいは夏の雰囲気を醸し出す明るく白い文字盤のクラシックなモデルなど様々だ。それらを含め、これからの季節にぴったりの白い腕時計をいくつかご紹介しよう。


G-SHOCK GMA-S2100-7AJF

White G-Shock watch

 価格も適切ね。私はあまりスポーティなスタイルはしないけれど(70年代のボヘミアンと90年代のノームコアを融合させたようなスタイル)、ストラップと一体化したこのマットな文字盤は、毎日身に着けられるような気分にしてくれる。暖かくなったので、仕事に集中しづらくなってきた。この時計のタイマーを使って、ポモドーロ・テクニック(25分の仕事、5分の休憩を繰り返す時間管理術)をもう一度試してみようと思う。

-デイジー・アリオト

G-SHOCK GMA-S2100-7AJF(ホワイト)、 1万4850円(税込)


ゼニス デファイ クラシック スケルトン ホワイトセラミック

White Zenith watch

 セラミックはクールだ。文字通り。触るとひんやりしていて、腕に着けても軽く、非常に傷つきにくい。そして、特定の時計ブランドの手にかかれば、非常にカラフルにもなる。2019年にゼニスは、エントリークラスのデファイ クラシックシリーズをアップデートし、ブルー、ブラック、そして私のお気に入りであるホワイトのセラミックケースを使った3種の時計を発表した。スケルトンの文字盤にホワイトのアクセントが施され、マッチしたホワイトのラバーストラップを備えている。これほどリラックスしたカジュアルな雰囲気をもつハイエンドのホワイトウォッチは、他に考えつかない―夏にもぴったりだ―。

-ローガン・ベイカー

ゼニス  デファイ クラシック ホワイトセラミック、 92万4000円 (税込)


ロレックス エクスプローラーII

White Rolex Explorer

 いったい何を選べというんだい? カナダ人である僕はメモリアルデーを祝うタイプではないが、エクスプローラーIIの爽やかな“ポーラー”ホワイト文字盤には、メモリアルデーであれ、ビクトリア・デー(ビクトリア元女王の誕生日を祝うカナダの祝日)であれ、両国の文化を簡単に結びつける魅力があるのだ。2021年に発売された新しいエクスプローラーII Ref. 226570は、ロレックスの中でも大型のモデルのひとつで、直径42mm、瞬時に変更できる第2タイムゾーン表示を搭載している。初代の1655をさらに発展させたモデルだが、ホワイトダイヤルが初めて採用されたのは、エクスプローラーIIの第2世代である16550だった。現在のモデルでは、ブラックかホワイトの選択肢があるが、ホワイトはロレックスのSS製プロフェッショナルシリーズの保守的な雰囲気の中で際立った印象だ。明るく、カジュアルで、冒険心をくすぐり、プールでの飛び込みやビュッフェでサラダを取るときに飛び散るドレッシングにだって耐えることができる。

-ジェームズ・ステイシー

ロレックス  エクスプローラーII、89万8700円 (税込)


パネライ ルミノール マリーナ 44mm

Panerai watch

 パネライというブランドは、カンパリベースの明るくほろ苦い飲み物を片手に地中海の気候に浸るような、理想的な夏のために作られたような気する。白い文字盤は、そんな夏のファンタジーをさらに高めてくれるようだ。このホワイトダイヤルのルミノール マリーナで私が気に入っているのは、ニュートラル・トーンの使い方だ。サンドウィッチ文字盤の上層部から覗くグレーの数字やマーク、それにマッチしたストラップ、文字盤よりも濃い色の夜光塗料を使用した針。これは、メモリアルデーからレイバー・デーまでの間の季節を最大限に楽しむために身に着けたい時計だ(ハンズオン記事「パネライ ルミノール マリーナ 44mmの2020年新作を実機レビュー」も合わせて読んで欲しい)。

-ジョン・ビューズ

パネライ  ルミノール マリーナ 44mm(PAM01314)、99万円 (税込)


IWC フリーガークロノグラフRef. 3705

A white IWC watch

 パーティで同じ服を着ている人がいないか気になって仕方がないという人のために、この白いサマーウォッチをご紹介しよう。実際に文字通り一点ものなので、あなたのためだけにある。このIWC Ref. 3705「フリーガー クロノグラフ」ホワイトセラミックは、HODINKEEのジェームズ・ステイシーが2019年のSIHHで目撃した、1992年製の1点もののプロトタイプだ。このようにレアなものは、単にプールサイドで着けるためだけの時計ではない。筋金入りの時計マニアの集まりでも大物とみなされる1本だ。

-ジャック・フォースター


ブレダ プレイ(イルミネイト)

A white BREDA watch

 真っ白ではないが、この時計は純粋な夏のよう。日中は白っぽく、夜になると光を吸収してネオンのような輝きを放つの。ストラップ、ベゼル、文字盤のマークは、暗闇では明るい蛍光のグリーンに変化する。 だから、これは夜のさりげない輝きを求めている人には向かない時計ね。リーズナブルな価格とリサイクル熱可塑性ポリウレタン(ファンシープラスチック)のストラップ、防水機能の組み合わせは、夏の間に泳いだり、チェリーアイスクリームを垂らしたりしても大丈夫ということ。遊び心があり、気楽で、ちょっと意外性のあるこの時計は、私が夏に求める全てを兼ね備えているわ。

-ノラ・テイラー

ブレダ プレイ イルミネート、$100(約1万900円)


オメガ スピードマスター ホワイト サイド オブ ザ ムーン

White Omega Speedmaster

 64年前のアイコンを新鮮で現代的なものにするのは、難しいことだと思いますが、 ホワイトサイド オブ ザ ムーンは 、これまでのスピードマスターとは全く異なります。目に見えるほぼすべての部品がホワイトセラミック(ストラップはホワイトクロコダイルレザー)で作られており、クラシックなムーンウォッチを目の覚めるような明るさで表現しています。ケースだけでなく、プッシャー、リューズ、文字盤にもホワイトセラミックが使用されており、オメガがこの非常に硬い素材に施した仕上げのレベルはとても印象的。この時計の外見が注目されるのは当然ですが、内部の丁寧に仕上げられたCal. 9300は、ホワイトセラミックに囲まれて非常に美しく見えます。スピーディをもっと軽やかに、もっと夏らしく、と思っている人にはぴったりのモデルです。

– スティーブン・プルビレント

オメガ スピードマスター  ホワイトサイドオブザムーン、143万円(税込)


オーデマ ピゲ ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー ホワイトセラミック

White Royal Oak watch

 これは1000万円を超える時計だ。このAP QP(オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー)は贅沢の極みである。APのデザイナーは、ホワイトセラミックでケースとブレスレットを作らなければいられないのか? もちろん、そうする必要はない。しかし、そうすることができるし、そうしたのだ。この時計は街でも見かけることがある時計かもしれない。最近では、NBAのスター選手であるドレイモンド・グリーンの腕に装着されていることもあった。メモリアルデーの週末がホワイトウォッチを着ける夏の幕開けを意味するなら、私はこの時計を選ぶだろう。必要とあらば、購入資金のために地下鉄で大道芸をするかもしれない。

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